そうしたら急に、こんな絵はがきのような山小屋で、一冬、犬でも飼うて、暮らしたくなった。
その夢はそれからやっと二三年立って実現された。
――その冬は、おもいがけず悲しい思い出になったが、それはともかくも、あの頃の――立原などもまだ生きていて一しょに遊んでいた頃の僕たちときたら、まだ若々しく、そんな他愛のない夢にも自分の一生を賭けるようなことまでしかねなかった。
そうしたら急に、こんな絵はがきのような山小屋で、一冬、犬でも飼うて、暮らしたくなった。
その夢はそれからやっと二三年立って実現された。
――その冬は、おもいがけず悲しい思い出になったが、それはともかくも、あの頃の――立原などもまだ生きていて一しょに遊んでいた頃の僕たちときたら、まだ若々しく、そんな他愛のない夢にも自分の一生を賭けるようなことまでしかねなかった。