堀辰雄 『花を持てる女』 地蔵橋という古い木の橋を私たちは渡って、向う側の狭い横町へはいって往った。 すぐもうそこには左がわに飛木稲荷の枯れて葉を失った銀杏の古木が空にそびえ立っている。 円通寺はその裏になっていて、墓地だけがその古い銀杏と道をへだてて右がわにある。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア