それからは私は妻のほうのことは田端のおばさんに一任して、自分はなるたけ父の枕もとにいるようにしていた。
云ってみれば、父がそうやっている私のことをなんにも知らずにいる、――それが私にそういうことを少しも羞かまずにさせていてくれた。
向うの間で、いま妻はどうしているだろうかと私はときおり気にかけた。
それからは私は妻のほうのことは田端のおばさんに一任して、自分はなるたけ父の枕もとにいるようにしていた。
云ってみれば、父がそうやっている私のことをなんにも知らずにいる、――それが私にそういうことを少しも羞かまずにさせていてくれた。
向うの間で、いま妻はどうしているだろうかと私はときおり気にかけた。