その継母という人は、全然私には記憶がないが、病身で、いつも青い顔をした、陰気な婦人だったらしい。
しかし、不しあわせといえば不しあわせな人だった。
晩年は藤森とかいう自分の血すじの甥を近づけていたが、その甥は鉱山かなんかに手を出し、失敗して、それきり失踪してしまったそうである。
その継母という人は、全然私には記憶がないが、病身で、いつも青い顔をした、陰気な婦人だったらしい。
しかし、不しあわせといえば不しあわせな人だった。
晩年は藤森とかいう自分の血すじの甥を近づけていたが、その甥は鉱山かなんかに手を出し、失敗して、それきり失踪してしまったそうである。