松吉は若いころは家業には身を入れず、仲間のものと遊び歩いてばかりいた。
随分いたずらなこともしたらしい。
或夏の深夜、友だちと二人で涼をとろうとして吾妻橋の上から大川に飛び込んだところを、丁度巡回中の巡査に心中とまちがわれ、橋の上で人々が大騒ぎをしている間、こっそりと川上に泳ぎついて逃げ去ったという逸話などを残している位である。
松吉は若いころは家業には身を入れず、仲間のものと遊び歩いてばかりいた。
随分いたずらなこともしたらしい。
或夏の深夜、友だちと二人で涼をとろうとして吾妻橋の上から大川に飛び込んだところを、丁度巡回中の巡査に心中とまちがわれ、橋の上で人々が大騒ぎをしている間、こっそりと川上に泳ぎついて逃げ去ったという逸話などを残している位である。