松吉もはじめのうちは、為事にも身を入れ、由次郎という内弟子もおいて、自分で横浜のお得意先きなども始終まわっていたが、子を失くしてから、又酒にばかり親しむようになって、つい家もあけがちになった。
弟子の由次郎は、そのあいだにも、ひとりで骨身を惜しまずに働いていた。
松吉も、その由次郎に目をかけ、殆んど細工場のほうのことは任せ切りにしていた。
松吉もはじめのうちは、為事にも身を入れ、由次郎という内弟子もおいて、自分で横浜のお得意先きなども始終まわっていたが、子を失くしてから、又酒にばかり親しむようになって、つい家もあけがちになった。
弟子の由次郎は、そのあいだにも、ひとりで骨身を惜しまずに働いていた。
松吉も、その由次郎に目をかけ、殆んど細工場のほうのことは任せ切りにしていた。