しばらく一人きりでいたかったために、寺にも寄らずに真っすぐに墓のほうに来た。
そうして私はただ柵の外から苔のついた墓を向いてじっと目をつぶっていただけである。
「おれはどうしていままでお母さんのお墓まいり位はもっとしておいて上げなかったのだろう」と私は考え続けていた。
しばらく一人きりでいたかったために、寺にも寄らずに真っすぐに墓のほうに来た。
そうして私はただ柵の外から苔のついた墓を向いてじっと目をつぶっていただけである。
「おれはどうしていままでお母さんのお墓まいり位はもっとしておいて上げなかったのだろう」と私は考え続けていた。