堀辰雄 『朴の咲く頃』 それが朴と云う木の葉であることを私は誰にともなく聞いて知るようになっていた。 が、その朴の木にどんな花が咲くのかその頃の私は全然考えてもみなかった。 ――それが、いま見ると、夏の来るごとにいつもこんなに匂の高い花を咲かせていたものと見える。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア