堀辰雄 『朴の咲く頃』 気がつくと、私の傍で妻もその小鳥の啼くのを一しょに聴いていたと見え、それがそのまま啼き止んでしまうと、私の方へ顔を上げながら、 「ああ、もう啼かなくなった」と何気なさそうにいった。 なんでもないことだのに、私はそれに気がつくと何かしらはっとした。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア