堀辰雄 『朴の咲く頃』 「ああ、もう啼かなくなった」と何気なさそうにいった。 なんでもないことだのに、私はそれに気がつくと何かしらはっとした。 深沢さんは、又ひとりでスケッチブックをとり出して、縁先に腰かけたまま、その花さいた朴の木を見上げ見上げ写生していた。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア