「ちょっと三枝さんのヴェランダをお借りして、一休みして参りましょう。
そこも管理している不二男さんがそう言いながら、先きに立ってずんずん松の木の庭のなかへはいって行くので、私達も構わずについて行った。
そうして不二男さんが爺やに何か言いつけながらその別荘のまわりを一まわりしている間、私達は若葉の歯朶で縁どられたヴェランダに腰を下ろして、真向かいのわが家の方を見やっていた。
「ちょっと三枝さんのヴェランダをお借りして、一休みして参りましょう。
そこも管理している不二男さんがそう言いながら、先きに立ってずんずん松の木の庭のなかへはいって行くので、私達も構わずについて行った。
そうして不二男さんが爺やに何か言いつけながらその別荘のまわりを一まわりしている間、私達は若葉の歯朶で縁どられたヴェランダに腰を下ろして、真向かいのわが家の方を見やっていた。