堀辰雄 『朴の咲く頃』 夜はまだかなり寒かった。 その晩はみんなで早くから床にはいることにした。 深沢さんと妻とが床を並べて寝た隣りの部屋からはやがて二人の寝息らしいものが聞えて来たが、私ひとりだけはどうしてだかなかなか寝つかれなかった。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア