ただそれきりなのだ。
……だが待てよ、その厄介な番号をもった部屋をすっかり持て余してしまったこの病院の建築師は、ひょっとしたら一種の魔法のようなもので、この隣りのおれの部屋にそれをすぽっと嵌めておいたかも知れないぞ。
そうしてその二重の部屋(つまりこのおれの部屋だが)、それは夢と現実とをくっつけたように、何処かですこしずつ喰い違いを生じている。
ただそれきりなのだ。
……だが待てよ、その厄介な番号をもった部屋をすっかり持て余してしまったこの病院の建築師は、ひょっとしたら一種の魔法のようなもので、この隣りのおれの部屋にそれをすぽっと嵌めておいたかも知れないぞ。
そうしてその二重の部屋(つまりこのおれの部屋だが)、それは夢と現実とをくっつけたように、何処かですこしずつ喰い違いを生じている。