繻子の模様も対とは思うが、日除の白蔽に、卸す腰も、凭れる背も、ただ心安しと気を楽に落ちつけるばかりで、目の保養にはならぬ。
書棚は壁に片寄せて、間の高さを九尺列ねて戸口まで続く。
組めば重ね、離せば一段の棚を喜んで、亡き父が西洋から取り寄せたものである。
繻子の模様も対とは思うが、日除の白蔽に、卸す腰も、凭れる背も、ただ心安しと気を楽に落ちつけるばかりで、目の保養にはならぬ。
書棚は壁に片寄せて、間の高さを九尺列ねて戸口まで続く。
組めば重ね、離せば一段の棚を喜んで、亡き父が西洋から取り寄せたものである。