私たちがそういう林の中の空地の一つへ辿り着いた時、突然、一つの小石が何処からともなく飛んで来て私たちの足許に落ちた。
その飛んで来たらしい方を私たちがまぶしそうに振り向いた途端、数本の山毛欅を背にしながら、ほとんど垂直なほど急な勾配の藁屋根をもった、窓もなんにもないような異様な小屋の蔭へ、小さな黒い人影が隠れるのを私たちは認めた。
それを知っても、しかし、私の小さな同伴者たちは何も罵ろうとせず、却って私に向って何かその言訣でもしたいような、そしてそれを私に言い出したものかどうかと躊躇っているような、複雑な表情をして私の方を見上げているので、私は不審そうに、