堀辰雄 『燃ゆる頬』 彼は瘠せた、静脈の透いて見えるような美しい皮膚の少年だった。 まだ薔薇いろの頬の所有者、私は彼のそういう貧血性の美しさを羨んだ。 私は教室で、屡、教科書の蔭から、彼のほっそりした頸を偸み見ているようなことさえあった。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア