宿屋はもの悲しかった。
暗くなると、何処からともなく海草の香りがしてきた。
少婢がランプをもって入ってきた、私はそのうす暗いランプの光りで、寝床へ入ろうとしてシャツをぬいでいる、三枝の裸かになった脊中に、一ところだけ脊骨が妙な具合に突起しているのを見つけた。
宿屋はもの悲しかった。
暗くなると、何処からともなく海草の香りがしてきた。
少婢がランプをもって入ってきた、私はそのうす暗いランプの光りで、寝床へ入ろうとしてシャツをぬいでいる、三枝の裸かになった脊中に、一ところだけ脊骨が妙な具合に突起しているのを見つけた。