堀辰雄 『旅の絵』 が、それは中庭といっても、狭苦しくって、樹木なんぞは一本も植っていず、ただ空箱の上に一鉢の菊が置かれてあるっきりだった。 しかもそれすら汚らしく枯れたまんまだった。 小さなトランクひとつ持たない風変りな旅行者の一種独特な旅愁。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア