堀辰雄 『旅の絵』 ぱらぱらと頁をめくってみると、或る頁に名刺ぐらいの大きさの写真が一枚揷んであった。 雀斑のありそうな、若い男の写真である。 この露西亜人らしい男が、この部屋の借り手で、そしてこのハイネの詩集を読んでいるのかと思ったら、ちょっと懐しい気がした。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア