私の失望は甚だしかった。
そうしてただ小さな蒸汽船だけが石油くさい波を立てながら右往左往しているきりだった。
ときどき私たちとすれちがって行く仏蘭西の水兵たちの帽子の上に、ポンポン・ルウジュが、まるで嬉しがっている心臓のように、ぴょんぴょん跳ねていたが、それが私の沈んだ心臓と良い対照をした。
私の失望は甚だしかった。
そうしてただ小さな蒸汽船だけが石油くさい波を立てながら右往左往しているきりだった。
ときどき私たちとすれちがって行く仏蘭西の水兵たちの帽子の上に、ポンポン・ルウジュが、まるで嬉しがっている心臓のように、ぴょんぴょん跳ねていたが、それが私の沈んだ心臓と良い対照をした。