おばあさんはその土手の上まで私の手を引いて連れていってくれることはあっても、もしかして私が川へでも落ちたらと気づかって、いつも土手のこちらから、私にその川を眺めさせているきりだった。
そうしていても、葦の生い茂った間から、ときどき白帆や鴎の飛ぶのが見えた……
子供の私はそれだけで満足していた。
おばあさんはその土手の上まで私の手を引いて連れていってくれることはあっても、もしかして私が川へでも落ちたらと気づかって、いつも土手のこちらから、私にその川を眺めさせているきりだった。
そうしていても、葦の生い茂った間から、ときどき白帆や鴎の飛ぶのが見えた……
子供の私はそれだけで満足していた。