私の知った最初の悲しみであった、そういう父母のいさかいが、どうかするとその翌朝になってもまだ続いていることがあった。
そういうときなど、私はすぐ胸を一ぱいにして、彼等のそばを離れ、こっそりと庭へ抜け出していった。
そしてその一番隅にある、やっとその中に自分の小さな体がすっぽりとはいれるような灌木のかげに身をひそめて、誰にも見られぬようにしながら、一人で悲しんでいた。
私の知った最初の悲しみであった、そういう父母のいさかいが、どうかするとその翌朝になってもまだ続いていることがあった。
そういうときなど、私はすぐ胸を一ぱいにして、彼等のそばを離れ、こっそりと庭へ抜け出していった。
そしてその一番隅にある、やっとその中に自分の小さな体がすっぽりとはいれるような灌木のかげに身をひそめて、誰にも見られぬようにしながら、一人で悲しんでいた。