堀辰雄 『幼年時代』 そこまで来ると、私は急に何んだか心細く、どうしたらいいか分からなくなってしまった。 私はただもう泣き出したくなるようなのをやっと我慢しながら、真鍮の迷子札をしっかりと握りしめて、無我夢中になって歩いて行った。 しまいには殆ど走るようにして行った。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア