堀辰雄 『幼年時代』 その垣根の中では、おばあさんが丁度干し物を取り込んでいた。 おばあさんは私が一人なのを見ると、びっくりして飛んできた。 「まあどうしたんだい、一人でなんぞ……」そういわれると、私はもう何も言わない先きから、わあと声をあげて泣き出した。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア