堀辰雄 『幼年時代』 それから私達は、おばあさんの手にした小さな提灯のあかりで、真っ暗な夜道を歩き出した。 ところどころ風立った藪のそばなんぞを通り過ぎてゆくらしかった。 私はときどき薄目をあけてはそういうものを見とがめ、一々それをおばあさんに訊いたような気がする。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア