私達は、その土手の混雑のなかで、同じように女子供だけで何処かへ避難しようとしているお竜ちゃんの一家のものにひょっくり出会った。
本当にひさしぶりでまともに顔を見合わせたお竜ちゃんと私とは、そういう思いがけない邂逅に、思わず二人ともにっこりともしないで、怒ったように真面目に見つめ合った。
母たち同志が二言三言立ち話をし合っている間、水の中を自分で歩いてきたらしいお竜ちゃんは、佐吉におぶさっている私の傍にきて、そんな恰好をしているところを見られて一人で羞しがっている私を、しかし何とも思わないように、只なつかしそうに見上げながら、