私には折り紙なんぞはいくらやっても出来そうもないので、おばあさんにみんな代りに折って貰いながら、私は何かをじっと怺えているような様子をして、自分の机の上ばかり見つめていた。
その日行ったきりで、翌日から又私は、こんどはまるでお弁当の事からみたいに、幼稚園を休んでしまった。
しかし、その一ぺん見たっきりの、その異人のような、目の大きい、ちぢれ毛の少女は、他の優しい少女たちとはまるで異った風に、いかにも高慢そうな様子をして、私がいくら彼女に対して無関心を示しても、いつまでも私の記憶の裡に残っていた。