堀辰雄 『不器用な天使』 それなのに、自分の傷を自分の指で觸つて見ずにゐられない負傷者の本能から、僕は僕を苦しませてゐるものをはつきりと知りたい欲望を持つた。 僕は無駄に彼女の顏をさがしてから、再び槇を見つめながら云ふ。 「どうなつたの、あの娘は? 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア