堀辰雄 『不器用な天使』 僕の眼はためらひながら漸つとそれらの間に彼女を見出す。 彼女は入口に近いオオケストラ・ボツクスによりかかつてゐる。 その不自然な姿勢は僕に、僕の入つて來たのを知りながら彼女はまだそれに氣づかない風をしてゐるのだと信じさせる。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア