だが、この詩を見つめてゐるとその一語一語が切なく顫へてゐる。
塀の上に出てゐる鋭い枝さきだけを見せつけられてゐる感じだ。
この詩集の最も逆説的な特色は、しかし、さう云ふ頂をきはめた大抵の詩人の詩が普通「枯れ切つて」ゐるのに反して、この集中の詩はいづれも年少の詩人が書いたやうに、妙にみづみづしいことである。
だが、この詩を見つめてゐるとその一語一語が切なく顫へてゐる。
塀の上に出てゐる鋭い枝さきだけを見せつけられてゐる感じだ。
この詩集の最も逆説的な特色は、しかし、さう云ふ頂をきはめた大抵の詩人の詩が普通「枯れ切つて」ゐるのに反して、この集中の詩はいづれも年少の詩人が書いたやうに、妙にみづみづしいことである。