この詩集の最も逆説的な特色は、しかし、さう云ふ頂をきはめた大抵の詩人の詩が普通「枯れ切つて」ゐるのに反して、この集中の詩はいづれも年少の詩人が書いたやうに、妙にみづみづしいことである。
例へば「僕の遠近法」や「宮殿」中の諸篇について見るがよい。
山に煤がないといふのは嘘だ。
この詩集の最も逆説的な特色は、しかし、さう云ふ頂をきはめた大抵の詩人の詩が普通「枯れ切つて」ゐるのに反して、この集中の詩はいづれも年少の詩人が書いたやうに、妙にみづみづしいことである。
例へば「僕の遠近法」や「宮殿」中の諸篇について見るがよい。
山に煤がないといふのは嘘だ。