……しかし、ずつと病牀にゐる私は、ついおつくふにしてそのドイツ語の歌詞を分からないままにしておいたが、けさ漸く小康を得たやうなので、ゲエテの詩集をもつて來させて、それを讀んでみた。
かなり難解な詩であつて、二度三度と讀みかへして、漸くその詩の意味が分かるやうになつた。
手もとにある鴎外の「ギヨオテ傳」をみると、一七七七年十一月末、カルル・アウグスト公が昵近の士を連れて獵に出たとき、ゲエテは獨りハルツに旅した、そのときの詩のやうである。
……しかし、ずつと病牀にゐる私は、ついおつくふにしてそのドイツ語の歌詞を分からないままにしておいたが、けさ漸く小康を得たやうなので、ゲエテの詩集をもつて來させて、それを讀んでみた。
かなり難解な詩であつて、二度三度と讀みかへして、漸くその詩の意味が分かるやうになつた。
手もとにある鴎外の「ギヨオテ傳」をみると、一七七七年十一月末、カルル・アウグスト公が昵近の士を連れて獵に出たとき、ゲエテは獨りハルツに旅した、そのときの詩のやうである。