堀辰雄 『あいびき』 それを見ると、二人は互いに目と目とでこんな会話をしたようだった。 「ここなら誰にも見られっこはあるまい」「ええ、私もそう思うの……」 そう決めたのか、二人はその坂の中腹から彼等の脊ぐらいある雑草をかき分けながらその空家の庭へずんずんはいって行った。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア