郵便局の横町にある理髪店に飛び込んで髭をあたって貰う。
南を向いた店先には一ぱい日がさし込んでいる上に、ストオヴを自棄に焚いているので、苦しいくらい熱い。
この店は夏場は五つか六つ鏡が並べてあった筈だが、いまはたった二個、――そうして他の鏡のあった場所は、何処かの別荘のお古らしい、バネの弛んでいそうなベッドが占領している。
郵便局の横町にある理髪店に飛び込んで髭をあたって貰う。
南を向いた店先には一ぱい日がさし込んでいる上に、ストオヴを自棄に焚いているので、苦しいくらい熱い。
この店は夏場は五つか六つ鏡が並べてあった筈だが、いまはたった二個、――そうして他の鏡のあった場所は、何処かの別荘のお古らしい、バネの弛んでいそうなベッドが占領している。