二人でその傍に佇んで、しばらく浅間山の方を眺めていると不意に思いがけなく私達の頭上を、一羽の青味を帯びた大きな鳥が翼を水平に拡げたまんま、すうと低目に飛び過ぎた。
やあ、雉子だ、雉子だ、と私達が言い合う暇もないうちに、街道の向うの小さな松林の中に、突然よろめくようになって、その雉子は下りて行った。
いそいで私達もその林の中へ躍り込んで見ると、もう飛ぶ力のなくなっているらしいその雉子は、難なく英夫君の手で生捕りにされた。
二人でその傍に佇んで、しばらく浅間山の方を眺めていると不意に思いがけなく私達の頭上を、一羽の青味を帯びた大きな鳥が翼を水平に拡げたまんま、すうと低目に飛び過ぎた。
やあ、雉子だ、雉子だ、と私達が言い合う暇もないうちに、街道の向うの小さな松林の中に、突然よろめくようになって、その雉子は下りて行った。
いそいで私達もその林の中へ躍り込んで見ると、もう飛ぶ力のなくなっているらしいその雉子は、難なく英夫君の手で生捕りにされた。