いくら女房持ちになったって、こんな風な一向変らない私を知って、さぞ君は嬉しがってくれることだろうな?
それとも少しは私達の行末が気になるとでも云うかね?
私はその屋根裏部屋をすぐ自分の部屋にきめて、そこに自分の椅子のすべてと、それから去年火事ですっかり焼いてしまってから又ぽつぽつと集め出した少数の本の中から、特にリルケのだけを持ち込んだ。
いくら女房持ちになったって、こんな風な一向変らない私を知って、さぞ君は嬉しがってくれることだろうな?
それとも少しは私達の行末が気になるとでも云うかね?
私はその屋根裏部屋をすぐ自分の部屋にきめて、そこに自分の椅子のすべてと、それから去年火事ですっかり焼いてしまってから又ぽつぽつと集め出した少数の本の中から、特にリルケのだけを持ち込んだ。