坂口安吾 『風と光と二十の私と』 彼は泣きだした。 彼は学校の隣の文房具屋で店先の鉛筆を盗んだのである。 牛乳屋の落第生におどかされて、たぶん何か、おどかされる弱い尻尾があったのだろう、そういうことは立入ってきいてやらない方がいいようだ、ともかく仕方なしに盗んだのである。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア