坂口安吾 『肝臓先生』 名声も地位も富も望んではいない。 病める者が貧しければ、風雨にめげず三年五年往診をつづけて、一文の料金を得たこともない。 むしろ投薬の度に雞卵や新鮮な果実や魚などをひそかに添えて平癒の早からんことのみを祈っていたはずであった。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア