その時以来、先生は寝食をなげうって流行性肝臓炎の臨床的研究に没頭した。
そして数種の手当を工夫したが、患者はそれによって急速に肝臓の痛みがとれるので、これをきき伝えて訪れる肝臓病者が激増し、呼吸器病者はにわかに影をひそめてしまった。
しかし先生の憂うるところは、自らの肝臓病たることを自覚する人々ではなかった。
その時以来、先生は寝食をなげうって流行性肝臓炎の臨床的研究に没頭した。
そして数種の手当を工夫したが、患者はそれによって急速に肝臓の痛みがとれるので、これをきき伝えて訪れる肝臓病者が激増し、呼吸器病者はにわかに影をひそめてしまった。
しかし先生の憂うるところは、自らの肝臓病たることを自覚する人々ではなかった。