焼跡をほじくりかえして焼けたバケツへ掘りだした瀬戸物を入れていたり、わずかばかりの荷物の張番をして路上に日向ぼっこをしていたり、この年頃の娘達は未来の夢でいっぱいで現実などは苦にならないのであろうか、それとも高い虚栄心のためであろうか。
私は焼野原に娘達の笑顔を探すのがたのしみであった。
あの偉大な破壊の下では、運命はあったが、堕落はなかった。
焼跡をほじくりかえして焼けたバケツへ掘りだした瀬戸物を入れていたり、わずかばかりの荷物の張番をして路上に日向ぼっこをしていたり、この年頃の娘達は未来の夢でいっぱいで現実などは苦にならないのであろうか、それとも高い虚栄心のためであろうか。
私は焼野原に娘達の笑顔を探すのがたのしみであった。
あの偉大な破壊の下では、運命はあったが、堕落はなかった。