坂口安吾 『堕落論』 そこには美しいものがあるばかりで、人間がなかったからだ。 実際、泥棒すらもいなかった。 近頃の東京は暗いというが、戦争中は真の闇で、そのくせどんな深夜でもオイハギなどの心配はなく、暗闇の深夜を歩き、戸締なしで眠っていたのだ。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア