坂口安吾 『白痴』 俺は何を怖れているのだろうか。 まるであの二百円の悪霊が――俺は今この女によってその悪霊と絶縁しようとしているのに、そのくせ矢張り悪霊の咒文によって縛りつけられているではないか。 怖れているのはただ世間の見栄だけだ。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア