坂口安吾 『飛騨の顔』 仁王様がヒダの顔なのだ。 仏師の誰かがこの世に在りもしないあんな怖しい顔をこしらえたわけではなくて、ヒダのタクミが見なれている仲間の顔にちょッと凄味を加えると、たちまちこの顔なのだ。 それが、いつか、日本中の仁王の顔の型になったのであろう。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア