だいたい先刻の「檜垣」の話にしても、容貌の衰えを悩むあまり幽霊になったなどという、光源氏を主人公にしても男では話にならない。
光源氏を幽霊にすることは不可能でもないけれども、すくなくとも男の場合は老齢と結びつけるわけには参らぬ。
ここに一人の爺さんがあって、容貌の衰えたのを悲嘆のあまり、魂魄がこの世にとどまって成仏が出来なくなってしまった、というのでは読者に与える効果がよほど違ってくる。
だいたい先刻の「檜垣」の話にしても、容貌の衰えを悩むあまり幽霊になったなどという、光源氏を主人公にしても男では話にならない。
光源氏を幽霊にすることは不可能でもないけれども、すくなくとも男の場合は老齢と結びつけるわけには参らぬ。
ここに一人の爺さんがあって、容貌の衰えたのを悲嘆のあまり、魂魄がこの世にとどまって成仏が出来なくなってしまった、というのでは読者に与える効果がよほど違ってくる。