この娘は八ツの頃から結核性関節炎で、冬は割合いいのだが夏が悪いので、暖くなると東京へ来て、僕の家へ病臥し、一ヶ月に一度ぐらいずつギブスを取換えに病院へ行く。
ギブスを取換える頃になると、膿の臭気が家中に漂って、やりきれなかったものである。
傷口は下腹部から股のあたりで、穴が十一ぐらいあいていたそうだ。
この娘は八ツの頃から結核性関節炎で、冬は割合いいのだが夏が悪いので、暖くなると東京へ来て、僕の家へ病臥し、一ヶ月に一度ぐらいずつギブスを取換えに病院へ行く。
ギブスを取換える頃になると、膿の臭気が家中に漂って、やりきれなかったものである。
傷口は下腹部から股のあたりで、穴が十一ぐらいあいていたそうだ。