坂口安吾 『青春論』 ギブスを取換える頃になると、膿の臭気が家中に漂って、やりきれなかったものである。 傷口は下腹部から股のあたりで、穴が十一ぐらいあいていたそうだ。 八ツの年から病臥したきりで発育が尋常でないから、十九の時でも肉体精神ともに十三四ぐらいだった。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア