この二人の世界では、大人と子供がまったく完全に入れ違いになっているので、僕は『仰臥漫録』を読む手を休めて、なんべん笑ってしまったか知れなかった。
(こんなことを書くと、渋川驍君の如く、不謹慎で不愉快極るなどというお叱言が又現れそうだが、それでは、いっそ「なつかしい笑いであった」というような惨めな蛇足をつけたしてやろうか。
まったく困った話である)
この二人の世界では、大人と子供がまったく完全に入れ違いになっているので、僕は『仰臥漫録』を読む手を休めて、なんべん笑ってしまったか知れなかった。
(こんなことを書くと、渋川驍君の如く、不謹慎で不愉快極るなどというお叱言が又現れそうだが、それでは、いっそ「なつかしい笑いであった」というような惨めな蛇足をつけたしてやろうか。
まったく困った話である)