心理でも油断でも、又どんな弱点でも、利用し得るものをみんな利用して勝つというのが武蔵の編みだした剣術だった。
僕は先日、吉田精顕氏の『宮本武蔵の戦法』という文章を読んで、目の覚めるような面白さを覚えた。
吉田氏は武徳会の教師で氏自身二刀流の達人だということであるが、武術専門家の筆になった武蔵の試合ぶりというものは甚だ独特で、小説などで表わす以上に、光彩陸離たる個性を表わしているのである。
心理でも油断でも、又どんな弱点でも、利用し得るものをみんな利用して勝つというのが武蔵の編みだした剣術だった。
僕は先日、吉田精顕氏の『宮本武蔵の戦法』という文章を読んで、目の覚めるような面白さを覚えた。
吉田氏は武徳会の教師で氏自身二刀流の達人だということであるが、武術専門家の筆になった武蔵の試合ぶりというものは甚だ独特で、小説などで表わす以上に、光彩陸離たる個性を表わしているのである。