頂上に立つと、亀岡の町と、丹波の山々にかこまれた小さな平野が一望に見える。
雪が激しくなり、廃墟の瓦につもりはじめていた。
目星しいものは爆破の前に没収されて影をとどめず、ただ、頂上の瓦には成程金線の模様のはいった瓦があったり、酒樽ぐらいの石像の首が石段の上にころがっていたり、王仁三郎に奉仕した三十何人かの妾達がいたと思われる中腹の夥しい小部屋のあたりに、中庭の若干の風景が残り、そこにも、いくつかの石像が潰れていた。
頂上に立つと、亀岡の町と、丹波の山々にかこまれた小さな平野が一望に見える。
雪が激しくなり、廃墟の瓦につもりはじめていた。
目星しいものは爆破の前に没収されて影をとどめず、ただ、頂上の瓦には成程金線の模様のはいった瓦があったり、酒樽ぐらいの石像の首が石段の上にころがっていたり、王仁三郎に奉仕した三十何人かの妾達がいたと思われる中腹の夥しい小部屋のあたりに、中庭の若干の風景が残り、そこにも、いくつかの石像が潰れていた。