とにかく、こくめいの上にもこくめいに叩き潰されている。
再び鉄条網を乗り越えて、壕に沿うて街道を歩き、街のとば口の茶屋へ這入って、保津川という清流の名にふさわしからぬ地酒をのんだが、そこへ一人の馬方が現れ、馬をつないで、これも亦保津川をのみはじめた。
馬方は仕事帰りに諸方で紙屑を買って帰る途中で、紙屑の儲けなど酒一本にも当らんわい、やくたいもないこっちゃ、などとボヤきながら、何本となく平げている、何か僕達に話しかけたいという風でいて、それが甚だ怖しくもあるという様子である。
とにかく、こくめいの上にもこくめいに叩き潰されている。
再び鉄条網を乗り越えて、壕に沿うて街道を歩き、街のとば口の茶屋へ這入って、保津川という清流の名にふさわしからぬ地酒をのんだが、そこへ一人の馬方が現れ、馬をつないで、これも亦保津川をのみはじめた。
馬方は仕事帰りに諸方で紙屑を買って帰る途中で、紙屑の儲けなど酒一本にも当らんわい、やくたいもないこっちゃ、などとボヤきながら、何本となく平げている、何か僕達に話しかけたいという風でいて、それが甚だ怖しくもあるという様子である。